３月１１日、出雲サンホームの２階オープンスペース一角では設計事務所様、工事業者様と恵寿会職員で改修工事完了の引き渡しがひっそりと行なわれました。

新築であれば竣工式や見学会など少し派手見せも出来るのですが、改修工事ともなれば終わった箇所から随時使用しているため、最後の引き渡しも限られた場所で最少人数での開催です。

何せ１年間も一緒にいると別れも淋しくなってしまいます（涙）

とは言え、工事自体はとても素晴らしく、１階、２階ともにこれまでとはかなりイメージチェンジされたように思います。

まずは玄関アプローチから。床のタイルも一新し、風除室から事務所前までの空間は障害者支援施設とは思えないような雰囲気を醸し出しています。

廊下に設置された照明は写真だと分かりにくいのですが、実物は新宿三丁目いや、色の変化が見られ一昔前のキャバレーいや、彩り豊かな空間が広がっています。

１階にはこれまで相談室１つでしたが、相談室に加えて面会室も新たに設けました。車椅子のご利用者がご家族と面会される際に窮屈にならないよう、広さも確保しました。

そして１階のメインスペースとなるのがキッチンダイニング。とにかく広い！！

耐震構造上、柱を取ることは出来ませんでしたが入所ご利用者全員が一同に会して食事をするのには十分な広さです。それ以外の時間にも自由にこの空間で過ごすことが出来ることでしょう。

こちらは２階スペース。ご利用者の居住エリアが１階のみとなりましたので、２階は職員主体のスペースとなりました。全体的にはシックなイメージでスクリーンはありますが部屋はガラス張りとなっているため開けた感じです。新しい会議室は今までの倍以上有る上、新たに研修室も別途設けました。

階段を上がってすぐの場所はオープンスペースとしてご来客の対応にも使えまた職員の休憩としても使用する予定です。明るい陽射しが差し込んで気持ちよさそうな空間。

写真では全てがお見せ出来ませんがとても良い改修工事となったのは間違いありません。

昨年４月に始まった工事、都度都度起きる地響きと大音量のドリル音。夏の猛暑時にはエアコン故障や停電、断水。ご利用者には大変なご負担もあったと思います。それでも文句を言われることはほぼゼロでした。本当に感謝しています。

職員も大変な中での業務が続きましたが、来期からは新生出雲サンホーム！新しい環境で業務を効率化させながら、ご利用者一人ひとりと向き合った業務をしたいと思います。

最後に、

大変な改修工事を請け負って頂いた工事業者の皆さま、設計監理をして頂いた設計事務所の皆さま、一年間大変ありがとうございました。